「2022年J1第19節 vs 京都サンガ」コンサドーレを考える(選手採点)

ROOM3 コンサドーレ部屋

こんにちは!ワカビーです。

今日は、7月2日に開催された明治安田生命J1リーグ第19節

北海道コンサドーレ札幌対京都サンガの試合レビューをしていきます。

前節、見事な勝利で連敗を止めた札幌。

今節は灼熱の京都へ乗り込んでの一戦でした。

京都はここ2戦無得点での連敗ということで

勝利をつかみ、今季初の連勝を達成したいところでした。

本日のスタメンはこちら。

高嶺選手がスタメン復帰しました。

サブのメンバーを見ても、やっと戦力が復活してきたなという印象ですね。

前半

この暑さの中、札幌の選手たちの消耗が心配でしたが

前半開始から京都に運動量で上回られてしまっていました。

かなり主導権を握られる展開で

あまり攻守が噛み合っていない状況でした。

そんな中、前半9分に京都に先制を許します。

ウタカ選手を完全にフリーにしてしまいましたね。

一度は菅野選手がセーブしたのですが、押し込まれてしまいました。

先制は許したものの、早めに同点にすればいい!

と思っていた矢先、、、

ウタカ選手がスルーパスに抜け出し、それに対応しようとした菅野選手。

入れ替わられてしまったところを止めたのをファウルと判断され、

これがDOGSOを取られてしまい、一発退場。

菅野選手のチームに対する貢献度は計り知れないため

かなり厳しい状況になってしまいました。

そしてシャビエル選手に替わって中野小次郎選手が投入。

シャビエル選手は不憫な交代となってしまいましたが

GKの退場なので仕方ないですね…。

札幌としては、柏戦の悪夢を思い出してしまうような展開に。

ここから、かなり押し込まれることになる…と思いきや

札幌も10人での戦いに慣れているのか(笑)

思ったよりも冷静に対応できていたような気がします。

なんとか前半は0−1のまま耐え忍ぶことが必要でしたが

実際その通り全員で一丸となって耐えました。

後半

ハーフタイムで興梠選手に替わり青木選手が投入。

前線に運動量を増やし、攻撃に転じたいという

ミシャ監督のメッセージでした。

後半戦の序盤はかなり札幌ペースで進みました。

サイドで仕掛けることができていたし、

前線から駒井選手のプレスが効いていました。

そして、CKのこぼれ球を菅選手が右足でミドル!!

素晴らしいコースに決まり、1人少ない札幌が同点に追いつきます!

このゴールは札幌の選手たちに確実に勇気を与えましたね。

菅選手の雄叫びも格好良かったです。

しかし、1人少ないという事実は変わらず、

徐々に相手にボールを支配される場面も目立ってきます。

ただ、札幌としては全てハイプレスを仕掛けるわけにはいかないので

ある程度ボールを持たせてブロックを敷いて守ることも必要でしたね。

うまく使い分けられていたのではないでしょうか。

試合中盤には金子選手が転んでしまいましたが決定機を作りましたし

青木選手のクロスからの駒井選手のヘディングは本当に惜しかった。

80分を超えたあたりから、両チームの選手たちの足が止まり始めます。

そして89分に宮吉選手に決められて1−2。

この失点の前のGK中野選手がファンブルしてコーナーキックになったシーン。

こういうところが勿体無いプレーでした。

このまま試合終了。1−2での敗戦となりました。

選手採点

GK 1 菅野 3.0 微妙な判定とはいえ早々の退場は痛すぎる。

DF 2 田中 6.0 効果的なインターセプトや巧みなポジショニングが目立った。

DF 5 福森 5.0 最後足が止まってしまったが、プレースキックで突破口を見出す。

DF 50 岡村 5.5 序盤はウタカ相手に苦戦。終盤はよく粘っていた。

MF 4 菅  6.5 1ゴールのみならず、2点は失点を防いだ。

MF 6 高嶺 6.0 さすがの守備強度。ここからフル回転の活躍を。

MF 9 金子 6.5 サイドからの仕掛けは相手に脅威を与えた。守備の貢献も素晴らしい。

MF 14 駒井 7.0 古巣相手に出色の出来。気持ちの入ったプレーでチームを牽引

MF 18 シャビエル 5.0 戦術的な交代。次の試合でフル稼働を!

MF 27 荒野 6.5 キャプテンとして豊富な運動量でチームのために闘った。

FW 23 興梠 5.5 前半のみの出場となったが、ポストプレーは流石だった。

GK 34 中野 4.5 大事なところでのミスや繋ぎの面での物足りなさが目立った。

MF 8 深井 5.5 攻撃面で効果的なプレーがほしい。

MF 11 青木 6.0 個人技でボールを運べる選手は貴重。

MF 22 西  5.0 仕掛けからのクロスなどをもっと見たかった。

FW 32 トゥチッチ 4.5 試合の最終盤に出てきた意味を考えてほしい。

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まとめ

今節の敗戦で10位に転落となりました。

しかし、順位表をみてもわかるように、

16位の磐田との勝ち点差はわずかに4。

最下位の神戸との勝ち点差も9しかないという状況です。

この大混戦において得失点差の−14というのが

残留争いに巻き込まれた時に本当に邪魔になってきますね。

さて、今節は高嶺選手の復帰がかなり大きく

1失点目にウタカ選手のマークミスはありましたが

ここは試合勘が戻ってくれば大丈夫でしょう。

やはり高嶺選手がいると守備強度がグンと上がりますし

攻撃でも1人剥がして持ち運べるので、札幌の心臓と呼べる存在ですね。

1人少ない状況でも大崩れしなかったのは高嶺選手の存在も大きかったです。

あと、金子選手の状態が上がってきているのが

チームにとって助けになっていますし、

菅選手は今日の試合今シーズンベストパフォーマンスだったのではないでしょうか。

ただ、前節のガンバ戦では交代が見事にハマった印象が強かったですが

今節はそれがなかなかうまくいかなかったですね。

特にトゥチッチ選手は何のために出てきたのか…。

それまで機能していた前線からのプレスが全くかからず、

相手にプレッシャーを与えることができていませんでした。

あの状況なら全力追いができる中島選手を見たかったですね。

完全にチームの勢いに水を差す交代となってしまいました。

トゥチッチ選手は、そつなくこなせるのはわかりますが

守備を免除されるほどの得点力があるわけではないので

もっと運動量を上げてほしいですね。

あと、80分を迎える頃には福森選手の足が完全に止まっていたので

交代させた方がよかったと個人的には思います。

最終的に寄せが甘くなっての失点となってしまいましたしね。

ただ、監督としてもセットプレーからの得点を突破口としたかった

という意図もわかります。

しかし、あの状況なら引き分けに持ち込むのも必要かなと。

最後の最後で綻んでしまいました。

次は中3日でFC東京戦です。

声出し解禁の試合なので、参戦されるサポーターの皆様、頼みます!!

以上、ワカビーでした!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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