「2022年J1第26節 vs サガン鳥栖」コンサドーレを考える(選手採点)

ROOM3 コンサドーレ部屋

こんにちは!ワカビーです。

今日は、8月20日に開催された明治安田生命J1リーグ第26節

北海道コンサドーレ札幌対サガン鳥栖の試合レビューをしていきます。

前節、当時最下位に沈んでいた神戸に0-2で敗戦。

闘う気持ちも見えないショッキングな敗戦に落胆したサポーターは多かったでしょう。

今節は札幌ドーム4連戦の2戦目。

そして、声出し応援解禁試合ということもあり

サポーターの熱気もいつも以上に高かったのではないでしょうか。

降格圏に飲み込まれないためにも、勝利が絶対条件でした。

ちなみに僕も久しぶりに現地観戦しました。

予定が合わず今シーズン初めてとなりましたが

やっぱり札幌ドームはいいですね。

今節のスタメンはこちら。

前節からのスタメン変更は、宮澤選手・深井選手がから福森選手・シャビエル選手でした。

サブに新加入の韓国代表のゴンヒ選手も入っていました。

前半

前半から次々と攻守が入れ替わる激しい展開でした。

前半7分には、駒井選手の絶妙なスルーパスに抜け出した興梠選手が相手GK朴選手に倒されてFKを獲得。

朴選手にはイエローカードが提示されましたが、DOGSOでレッドでは?という印象でした。

ボールの向かう方向という点が該当しなかったのでしょうか。

リプレイを見ても明らかに興梠選手の足を蹴っていますし、ボールへのチャレンジなのか微妙だったのでOFRをしても良かったんじゃないかと思ってしまいましたね。

この試合、前半は興梠選手がとにかく効いていました。

鳥栖も警戒していたようで、削られる場面が幾度となく見られました。

怪我なく乗り切ってほしいというのが素直な気持ちでした。


前半17分の鳥栖の札幌陣内深くでのFKの場面。

キッカーの藤田選手が意表を突くタイミングでクロスを上げましたが、興梠選手の読みが冴えわたり、見事にブロックをしました。

あれは、ストライカーの嗅覚なんですかね~。

興梠選手だけ感じていたという見事な守備でした。

そして前半21分、先制点が生まれます。

駒井選手がワンタッチで小柏選手へパス。

小柏選手から興梠選手への見事なスルーパスを送ると、それを興梠選手がうまく流し込み、先制に成功します。

その後も興梠選手と小柏選手を中心に攻撃を組み立てていましたが、追加点は奪えず。

後半37分には、鳥栖の宮代選手が札幌ディフェンスラインの裏を取り、浮き球のスルーパスにうまく走りこむも、福森選手が体を張って対応。

ここは福森選手の意地を見ました。

前半は1-0で折り返します。

後半

札幌は選手交代なし。

鳥栖はFW垣田選手を投入。

ここで流れがガラッと変わります。

簡単にペナルティエリア内への侵入を許すことが増え、徐々にピンチを迎えます。

そこで、札幌は選手交代。

小柏選手に代わって青木選手、興梠選手に代わってゴンヒ選手を投入します。

正直、これは悪手だったな~と。

前半効いていた、というか、そこからしかチャンスが生まれていなかったという2人を下げて大丈夫?という不安が先行しました。

興梠選手はまだしも、小柏選手を代えてしまうのは早すぎた印象。

まぁ、怪我がちなので長い時間使いづらいという監督心理はわかりますが…。

途中出場で札幌デビューを飾ったゴンヒ選手がいきなり魅せます。

後半11分、斜めのパスに反応し、敵陣深くまで持ち込むと、冷静にフリーの菅選手へパス。

菅選手がダイレクトでシュートを放ちますが、枠外へ。

いや~、これは決めないとだめですね菅選手。

スパチョーク選手が出場即アシストを記録して試合に入りやすくなったように、ゴンヒ選手がすぐに目に見える結果をだせるかどうかはチームとしての勢いに関わってくるので、これは悔やみきれないチャンス逸でした。

決定機を外したらピンチがくるのがサッカー。

後半19分にファンソッコ選手に決められてしまい1-1の同点に。

少しずつ寄せが甘くなるのは毎試合見ているので見慣れてしまった光景なのですが、ここを改善できない…。

サイドから簡単にクロスを上げられてしまう癖は本当に酷いのひと言です。

札幌も荒野選手を投入するなど手を打ちますが、流れは変わらず。

同点にされたわずか6分後、ジエゴ選手にヘディングを決められ、1-2と逆転を許します。

これはクロスがお見事でしたし、打点の高いヘディングで、駒井選手では競り勝てないですね。

ただ、これもセカンドボールを回収されたところからのピンチで簡単にクロスを上げられるというものだったので、何回見せられるんだよ!と言いたくなりますね(涙)

最後の選手交代でスパチョーク選手と宮澤選手を投入します。

宮澤選手はこれがJ1通算200試合出場達成です。おめでとうございます。

宮澤選手は意識的に縦パスを供給しようとしているように見えましたが、決定的な仕事まではできず。

スパチョーク選手もやはり能力は確かだと証明してくれたので、シュート意識をもって試合に臨んでほしいですね。

ゴンヒ選手は前への意識が強く、シュートを打とうと粘るシーンも多かったので、ここは変わらずにいてほしいところ。

ミシャ式に慣れすぎると第一の選択肢がパスになる選手が多いので、ゴンヒ選手のように何にも染まっていない選手が必要だと思います。

終盤に2回、左サイドの高嶺選手からの高精度のパスに駒井選手が反応してゴールを脅かすシーンはありましたが、朴選手にどちらも止められてしまい、ゴールには至らず。

試合はそのまま1-2で終了。痛い逆転負けとなりました。

選手採点

GK 1 菅野 6.5 好セーブ連発。大量失点は免れた。

DF 2 田中 5.5 ルーカス選手との距離感が悪く、位置取りが中途半端に。

DF 5 福森 5.0 ディフェンス面での脆さを露呈。精度のよいパスも出せなかった。

DF 50 岡村 5.5 垣田選手を抑えられず、何度もピンチを招いた。

MF 4 菅 5.0 仕掛けの意識が乏しく、左サイドの攻撃は停滞。

MF 6 高嶺 6.0 高精度のパスでチャンスを創る場面があったが、ミスも目立った。

MF 7 ルーカス 5.0 怪我明けから守備強度が落ち、ドリブルもキレがない。

MF 14 駒井 6.5 攻守に貢献。1本は決めたかった。

MF 18 シャビエル 5.0 消えている時間が多かった。

MF 19 小柏 6.5 常に前を向く姿勢でゴールに迫り、アシストを記録。

FW 23 興梠 7.0 攻撃の中心にはいつも興梠選手がいる。

MF 10 宮澤 5.5 嫌な流れを変えることはできなかった。

MF 11 青木 5.5 状況を打開するための個人技に期待したが…。

MF 27 荒野 5.0 攻撃にリズムを生み出せなかった。

MF 49 スパチョーク 5.5 仕掛けの部分やボールを失わない能力は高い。

FW 37 ゴンヒ 6.0 連携が深まればもっとやれそう。

まとめ

前述のとおり、痛すぎる敗戦となってしまいました。

さらに、夏休み・土曜日昼間・札幌ドーム・半額チケット有という条件がそろっていながら集まった観客は9,607人。

これはかなりまずい状況と言えるでしょう。

声出し解禁試合ということもあり、試合後にはゴール裏からブーイングでした。

その時に見ていて思ったのが、選手たちの「早く終わってくれねーかな」感。

サポーターと向き合っているというよりも、ただこの時が終わるのを待っているだけというような印象でした。

チーム全体として覇気がなく、今後の残留争いに不安要素が大きいです。

光明としては、ゴンヒ選手が計算できる選手だったということ。

シンプルにボールをはたくことができるし、ある程度の収まりは期待できます。

競り合いに関しても長身を活かして先にボールを触れることも多かったですし、これでCF問題は興梠選手とゴンヒ選手の併用ということで、ある程度メドが立ったのではないでしょうか。

スパチョーク選手にしても、もう少し試合に出してもいいんじゃないかと思います。

両WBの菅選手とルーカス選手が精彩を欠いている現状ではWBでの起用もアリだと思います。

現在12位につける札幌ですが、降格争い中の下位チームが軒並み勝ち点を伸ばせていないのが唯一の救いとなっています。

他力本願にならざるを得ない状況なのは情けない限りですが、残留できるように見守っていきましょう!

以上、ワカビーでした!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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