「2023年J1第11節 vs鹿島アントラーズ」コンサドーレを考える(選手採点)

ROOM3 コンサドーレ部屋

ゴールデンウィーク3連戦の初戦である前節は見事な逆転勝利で勝ち点3を手にした札幌。

今節は札幌ドームに鹿島アントラーズを迎えての一戦です。

鹿島は序盤こそつまづいていましたが、ここにきて連勝と調子を上げてきています。

対する札幌も今シーズン初めての連勝を目指して挑みます。


今節のスタメンはこちら。

荒野選手が出場停止ということで、青木選手がスタメン。

ルーカス選手がリザーブに名を連ね、こちらも復帰ということになりました。

前半

前半開始直後からボールを保持したのは札幌でした。

6分にはボランチの福森選手から青木選手へ絶妙なパスを送ると、青木選手がうまく相手をかわしてシュートを放ちますが、枠を捉えられませんでした。

昨シーズン後半の青木選手なら決めていたであろうシーンですが、なんだか今シーズンはコンディションが安定しないですね。


18分にもチャンスで青木選手がシュートを放ちますが枠外へ。

これは菅選手が空いていたので使って欲しかったですね。前節の浅野選手の得点のように、確率の高いところへパスを出していくのがミシャ式ですから。

前のチャンスを逃していたところで焦りがあったのかもしれませんね。


チャンスを決められないところでミスがでたら失点してしまうもの。

21分にペナルティエリア内で中村選手がパスミス。これを鈴木優磨選手にダイレクトシュートされ、失点してしまいます。

中村選手はその直前で芝に足をとられていたこともあり少し焦ったのかもしれませんが、このミスはいただけないですね。

鈴木選手も1度のチャンスを逃さないあたりが流石といったところでしょうか。


その直後に青木選手に代わって宮澤選手を投入。

青木選手は交代時に太ももを気にする素振りを見せていたので、ハムストリングの負傷でしょうか。心配です。


前半の残り時間も終始札幌がボールを保持する内容でしたが、決定的なチャンスをつくることは出来ず。

前半はこのまま0−1で折り返します。

後半

ハーフタイムでの選手交代はなし。

後半も前半に引き続き札幌がボールを持つ展開になりますが、右サイドの金子選手のマークに入っていた鹿島の常本選手に手こずってしまい、なかなかチャンスを作り出せません。


65分には、ソンユン選手を含めてのビルドアップ時にエリア内でボールを奪われ大ピンチを迎えますが、なんとか防ぎます。

これが決まっていたら試合は終わっていただけに、九死に一生を得ることとなりました。


その後もフリーキックやコーナーキックの機会を全く活かすことができず。

86分にはカウンターから鹿島の知念選手に抜け出されまたもピンチを迎えますが、シュートミスもあり難を逃れました。


最終盤は岡村選手を最前線に残しパワープレーを仕掛けますが、鹿島のセンターバックの強さと高さに阻まれ、得点につなげることはできませんでした。

試合はこのまま終了。0−1で敗戦となりました。

選手採点

スタメン

GK 25 ソンユン 5.5 失点シーンは反応するも触れず。足元も不安だった。

DF 2 田中 5.5 右サイドで起点となっていたが、効果的な縦パスは出せず。

DF 6 中村 5.0 危険なエリアで痛恨のミス。失点に絡んでしまった。

DF 50 岡村 5.5 頼みのセットプレーでは高さと強さを活かすことができなかった。

MF 4 菅 5.5 この日は珍しくトラップミスが散見。クロスも質が良くなかった。

MF 5 福森 6.0 効果的なパスが目立った。セットプレーではもう少し工夫が欲しかった。

MF 9 金子 5.5 今回は常本に抑えられてしまった。

MF 11 青木 5.0 決定機逸に負傷交代と、ツキのない試合になってしまった。

MF 14 駒井 5.5 持ち前の運動量を活かすことはできなかった。

MF 18 浅野 6.0 ゴールへ向かう姿勢は素晴らしかった。

FW 19 小柏 6.0 効果的なチェイシングが目立ったが、ゴールを脅かすまでは至らず。

途中出場

MF 7 ルーカス 5.5 相手が引いている状況でなかなか前向きのプレーができず。

MF 10 宮澤 6.0 スクランブル出場の中、いい予測からボールを奪い取るなど持ち味を活かした。

MF 99 小林 5.5 攻撃にリズムを作り出すことはできなかった。

FW 32 ミラン (採点不可) 高さを活かすプレーはできず。

まとめ

試合前に挙げていたポイントは以下の通り。

連勝はまたもお預けとなってしまいました。


そして、今節は鹿島の強靭なセンターバックにやられたといった試合内容でした。

特に関川選手は空中戦ほとんど取られていたんじゃないか?というくらい穴がなかった。

そして鈴木優磨選手。話題に事欠かない選手ですが今節は守備に攻撃に素晴らしい活躍をされてしまいましたね。

攻撃面では岡村選手がよくついて行って良さを出させないようにしていましたが、特に守備で効いていましたね。

札幌のコーナーキックもストーンの位置に鈴木選手がいるとなかなかそこを超えていくことが難しくなっていました。

セットプレーが多かっただけに、ゴンヒ選手みたいなヘディングが得意なストライカーがいなかったことがキツかったですね。

こういう時に限って中島選手もベンチ入りしていないし、うまく噛み合わないですね。


試合内容自体は負けるような内容ではなかったです。

それだけにミス絡みの失点での敗戦はメンタル的に痛いですね。

鈴木優磨選手のインタビューで「内容が良くない試合はシーズン中にはあるもの。それでも勝つことができたのはよかった」というコメントがあったように、札幌も内容が悪くても勝つ試合を作らないと、長いシーズンでは上に上がっていけないと思います。

明らかに引いた相手に対しての崩し方などは昨シーズンでも課題となっていたので、それが再び浮き彫りになりましたね。

スピードタイプの浅野選手と小柏選手はどうしてもスペースがほしい選手なので、あそこまで後ろをガチガチに固められてしまうと厳しい。

宿題になりそうな敗戦でした。


とは言え次節も中2日でやってくるので落ち込んでばかりいられません。

相手のFC東京は今節福岡でのアウェイ戦→帰京→札幌という厳しい日程になっているので、ここは運動量で上回りたいところですね。

2日でしっかりとリカバリーして、いい準備をして臨んでほしいところです。

3連戦で勝ち点9という目標は達成できませんでしたが、勝ち点6は最低限取れるように応援していきましょう!

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