「2023年J1第2節 vsヴィッセル神戸」コンサドーレを考える(選手採点)

ROOM3 コンサドーレ部屋

J1の開幕戦から1週間、ついにホーム開幕戦を迎えました!

全面的に声出し解禁となったので、まだ札幌ドームでこの歓声を体感していない選手たちはこの時を待っていたのではないでしょうか。


開幕戦である広島戦は、菅野選手の度重なるビッグセーブでなんとか勝ち点1をモノにしました。

試合後に誤審の発表がありましたが、これは選手にもクラブにも非はないので、堂々としてほしいものです。

ただ、広島陣営は納得いかないのもわかるので、誤審は今後なくなってほしいですね。


今節のスタメンはこちら。

GKは前日の練習で右ふくらはぎに違和感があったとのことで菅野選手が欠場。3年ぶりに帰ってきたソンユン選手が先発となります。

トップには荒野選手を起用とのことでゼロトップフォーメーション。

馬場選手がボランチで初先発。前節は出場時間が短かったので、どのようなプレーをしてくれるのかが楽しみです。

対して神戸の前線はやはり豪華布陣です。武藤選手と山口蛍選手にはいつもやられているイメージがあるので、注意が必要です。

前半

前半の入りはそこまで悪くありませんでした。

5分には岡村選手のロングパスから青木選手が抜け出し、ゴールネットを揺らしますが、惜しくもオフサイドの判定。

岡村選手は前節でもいいロングパスを供給するなど、随所に成長が見られますね。


しかし、9分に宮澤選手と福森選手のビルドアップを狙われ、ショートカウンターで大迫選手にゴールを許してしまいます。

昨シーズンまではあれくらいのハイプレスには対応できていたと思うのですが、今シーズンはどこかうまくいっていない印象です。


札幌も14分に決定機を迎えますが、宮澤選手のシュートは惜しくも枠外に。

その後は全体的に押し込まれる場面が続き、札幌は一向に攻撃を構築することができません。


43分には神戸に決定機を作られるも、なんとか守り切り、0−1で前半戦終了。

後半

ハーフタイムに馬場選手が退きゴンヒ選手を投入。

しかし流れは掴めないまま時間が過ぎ、59分には大迫選手に起点を作られ、最後は佐々木選手に決められてしまい、0−2。

なぜあそこで佐々木選手をフリーにしてしまったのか、ここは福森選手と菅選手は反省してほしいところですね。


その後宮澤選手・荒野選手・浅野選手を下げて中村選手・小林選手・中島選手を投入。

一時的に流れが札幌に傾きかけますが、またすぐに神戸ペースに。

中島選手とゴンヒ選手が入ったのにクロスがグラウンダーだったり、荒野選手がワントップのポジションに入ってる時はハイボールが入ったり…

かなりチグハグで選手の特徴を活かせているとは到底言えない攻撃でした。


そして89分にワンタッチで崩されると山口蛍選手に決められダメ押しの0−3。

この失点直後、岡村選手が中村選手にかなりきつい口調で「行けよお前」と怒鳴っているのが印象的でした。

確かにリプレイを見るとかなり中途半端なポジションを取っていたので怒られても仕方がないかなと。

岡村選手は「札幌の闘将になりたい」と言っていたので、チームを引き締められるリーダーになってほしいところです。

ただここも福森選手が絡んでしまっているんだよなぁ…。


そして後半アディショナルタイムに金子選手がペナルティエリア内で倒されて得たPKを冷静に決めて1点を返します。

今シーズンのチームとしての初ゴールは金子選手でしたね。

昨シーズンは得点数が少なかったので、今シーズンこそ爆発してほしいところです。

試合はこのまま1−3で終了。完敗となりました。

選手採点

スタメン

GK 25 ソンユン 5.0 1本ビッグセーブはあったが、まだ試合勘が戻りきっていないように見える。

DF 2 田中 5.5 今日は横パスとバックパスが多く、いい動きはできなかった。

DF 5 福森 4.0 3失点に絡んでしまった。いいパスの供給もできず。

DF 50 岡村 5.5 ここぞの場面で身体を張った。

MF 3 馬場 5.0 緊張からか最初は固かった。今後に期待。

MF 4 菅 5.0 オーバーラップはいいが、その後の積極性に欠ける。

MF 9 金子 5.5 クロスとシュートの精度をあげないと…。

MF 10 宮澤 4.5 動きが悪く、ボールロストが多かった。

MF 11 青木 5.5 攻撃のスイッチを入れようと奔走。

MF 18 浅野 4.5 本来のシャドーだったが、持ち味は発揮できず。

MF 27 荒野 5.0 不用意なファールが多い。

途中出場

DF 6 中村 5.0 所々良い守備と攻撃参加を見せたが、失点時はポジショニングが甘かった。

MF 49 スパチョーク (採点不可) もっと長い時間見たい。

MF 99 小林 5.5 良い形でボールに触れられれば可能性を感じる。

FW 13 ゴンヒ 5.0 前線で体を張るも、連携取れず。

FW 45 中島 5.5 動き直しをしながらボールを呼び込むが、いいボールが来なかった。

まとめ

今シーズン初黒星となり、15位転落となりました。

まだ順位を気にするような時期ではありませんが、初勝利は早くしておかないと流れに乗れないままシーズンが終わってしまう可能性があります。

さらに、内容がとてつもなく悪いので、先に繋がっていないのが現状です。

ここから小柏選手、ルーカス選手、駒井選手が復帰してくると少し変わるかもしれませんが、この3選手はキャンプ中から怪我をしていたわけで、突然いなくなったわけではないんですよね。

それなのにも関わらず、ここまで攻撃面で連携が取れていないのは正直言って非常に残念ですし、ミシャ体制6年目というアドバンテージが全く活かされていないところが気掛かりです。


今回気になったのは、中島選手やゴンヒ選手はアバウトなボールでも競り勝てる実力があり、本人たちもそれを意識して動き出しや動き直しをしているのに、そこに全くと言っていいほどボールが供給されないこと。

それだけ前線にボールを運べていないということなのですが、それならばなぜ70分過ぎに足を攣った菅選手を90分近くまで引っ張ったのか。

スパチョーク選手の方が仕掛けの面や前線での脅威にはなれる存在ですし、僕としてはスタメンでもいいレベルの選手だと思っています。

現状、浅野選手よりは戦術理解も進んでいますし、スピードとテクニックを兼ね備えているので、ぜひスタメンで見たいです。


ここまでなす術ない試合を開幕2連続で見るのはミシャ体制になって初めてかもしれませんね。

ただ、チームはまだキャンプ中でその辺りは少しハンデのある状態なので、次節の新潟戦では初勝利をしてもらいましょう!

小柏選手が復帰してくれると尚良しです!

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