「2023年J1第9節 vsアビスパ福岡」コンサドーレを考える(選手採点)

ROOM3 コンサドーレ部屋

前節は微妙な判定もあり大敗を喫した札幌。

週中に行われたルヴァン杯ではその鬱憤を晴らすかのような大勝。

今節は本拠地に福岡を迎えての一戦です。

スタメンはこちら。

菅野選手が開幕戦以来の出場。頼もしい守護神が帰ってきましたね。

そして、駒井選手とルーカス選手が今シーズン初スタメンです。

前半

試合は開始早々から動きます。

5分に金子選手が右サイドをえぐり、ゴール前へクロス。

そのこぼれ球を荒野選手がダイレクトシュートを放ち、先制に成功します!

今シーズンチャンスがありながらも決めきれていなかった荒野選手の見事なゴールでした。

今シーズンは前半10分以内で先制する試合が非常に多く、これを勝ちに繋げられるかがとても大切になります。


そして13分には、カウンターから浅野選手がボールを運び、青木選手→ルーカス選手へと繋ぎ、最後は浅野選手がゴールを決めて2−0!

電光石火のカウンターでしたね。浅野選手の持ち上がりも素晴らしかったですし、駒井選手も相手を吊り出すいいフリーランニングでした。

ルーカス選手も復帰してすぐにアシストを記録するなど、文句なしの得点でした。


その後もカウンターを中心に攻撃を仕掛け、セットプレーも取れていましたし、非常にいい内容の前半でした。

ただ、セットプレーから点数が取れていれば…という結果に最終的にはなるんですけどね。

前半は2−0でリードして折り返します。

後半

ハーフタイムでルーカス選手に代えてゴンヒ選手を投入。

リーグでは復帰戦だったので大事をとってとのことでした。


51分に、福岡の右さいどからクロスが入り、山岸選手に決められて1点を返されてしまいます。

マークについていた田中駿汰選手は、少し対応を迷いましたかね。

いいクロスだったので難しい対応にはなりましたが、最も中途半端な対応となってしまいました。


その直後、ゴンヒ選手が自陣でボールを奪い、浅野選手がハーフウェイライン付近から衝撃的なスーパーゴール。

すぐさま取り返した…はずでしたが、その前のプレーで青木選手のハンドがあったという疑いでVARが介入し、PKの判定。

それをルキアン選手に決められ、2−2の同点に追いつかれてしまいます。

札幌としてはスーパーゴールを取り消されただけでなく、PKで失点してしまうという二重苦の結果。

30秒以上前の出来事を振り返られるとさすがにきつい…。

そしてその後もプレーを止められるタイミングはいくらでもあったので、そうしてくれればこんなぬか喜びをしなかったのに、という感じでした。

ただ青木選手のプレー自体は軽率で、ルキアン選手が視界に入ったのはわかりますが、あの場面で無理に体を大きく見せるようなプレーをする必要は全くありませんでした。

前節のハンドは擁護できますが、今回は単純なミスですね。

2点のリードを一瞬で追いつかれてしまいます。


60分にはゴンヒ選手に対して完全にアフターで足裏を見せてタックルをしたグローリ選手に対してVARのチェックはありましたが、オンフィールドレビューは行われずノーカード。

それどころかファウルすら取っていないんですよね。信じられない。


その後も一進一退の攻防が続きますが、どちらも決定的なチャンスは作れず。


後半アディショナルタイムにはエリア内で岡村選手が湯澤選手に倒されたように見えましたが、VARの介入はなくノーファウル。

湯澤選手はボールにはいってないように見えたんだけどなぁ。

岡村選手の体が強すぎてファウル取られなかったような感じには見えましたね。


試合はこのまま2−2で終了。

痛すぎる引き分けとなりました。

選手採点

スタメン

GK 1 菅野 5.5 失点シーン以外に大きなピンチはなく、安心感はあった。

DF 2 田中 5.5 1失点目はボールウォッチャーになってしまった。

DF 4 菅 5.5 最後まで運動量が落ちず、献身的なプレーが目立った。

DF 50 岡村 5.5 ルキアンへの対応は見事だった。パワープレーではいいターゲットに。

MF 5 福森 5.5 サイドチェンジやセットプレーの質は見事。

MF 7 ルーカス 5.5 アシストを決めるなど、上々の復帰戦。

MF 9 金子 6.5 右サイドを制圧。守備面でも目立っていた。

MF 11 青木 5.0 痛恨のハンド。全体的に雑なプレーが多い。

MF 14 駒井 6.0 さすがのボールの運び方だった。

MF 18 浅野 6.5 カウンターから見事なゴール。幻のスーパーゴールも。

MF 27 荒野 6.0 待望の今季初ゴール。負傷は大怪我でないといいが。

途中出場

DF 3 馬場 (採点不可) 終盤に投入されるも、目立ったプレーはできず。

MF 10 宮澤 5.5 ビルドアップで落ち着いたプレーを見せた。

MF 49 スパチョーク 5.5 素早くボールを持ち運ぶ場面ではらしさが出た。

FW 13 ゴンヒ 5.5 負傷するも最後までやり通した。

FW 32 ミラン 6.0 惜しいシュートや、ボールを追いかけるなど献身性が見てとれた。

まとめ

今節もレフェリングに悩まされた一戦となってしまいました。

様々言いたいことはありますが、木村主審が主役となってしまうようなゲームになったことは残念です。

さらに試合後の態度も、福岡側とは握手を交わすも、札幌のペトロヴィッチ監督とは一切目も合わせず、さらには引き上げるときに観客に向かってメンチを切るというオマケ付き。

選手とのコミュニケーションもさることながら、観客やスタッフ側とも連携の取れていない残念な部分が見て取れました。


ただ、試合内容については誉められたものではなく、先制しても追いつかれるという試合を何度やるんだ、と。

早い時間帯で先制できてもそれを全く活かすことができていないところを改善していかなければ、上位進出は不可能でしょう。

次節は横浜FC戦となります。

四方田監督率いるチームということで、期するものはありますが、勝たなければいけない試合なので、絶対に勝利してもらいましょう!

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