ご無沙汰しております!
今シーズンも早くも開幕を迎えます。
僕としては、NFLのスーパーボウルが終わってロスになりかけていたところにJリーグ開幕なので、非常に楽しみでいっぱいです(笑)
昨シーズンのJリーグは、ワールドカップ開催年であることで日程がかなり過密でしたが、今年はルヴァンカップの進み具合にもよるかもしれないですが、比較的落ち着いた日程ではあると思います。
そのため、戦力がそのまま順位に連動してしまう可能性が高く、チームの修正力や相手チームへのスカウティングなど、スタッフを含めた総合力が試されるシーズンになると思います。
まずは、今シーズンの移籍情報を振り返りましょう。
移籍情報
GK 中野 小次郎 (→ツエーゲン金沢) 期限付き移籍
DF 濱 大耀 (→サンクくりやま) 契約満了
MF 高嶺 朋樹 (→柏レイソル) 完全移籍
MF 檀崎 竜孔 (→マザーウェル) 契約満了
MF 井川 空 (→ファジアーノ岡山) 期限付き移籍
MF ガブリエル・シャビエル (→未定) 契約満了
FW 興梠 慎三 (→浦和レッズ) 期限付き移籍満了
FW 岩崎 悠人 (→サガン鳥栖) 完全移籍
FW 藤村 怜 (→いわてグルージャ盛岡) 完全移籍
FW ドウグラス・オリヴェイラ (→いわてグルージャ盛岡) 期限付き移籍
まず衝撃的だった高嶺選手の移籍。
僕自身、かなりショックで言葉が出なかったです。
間違いなく、今後の札幌を引っ張っていく存在だと思っていましたし、行くなら海外かなと思っていたサポーターも多かったはずです。
柏戦、絶対に負けられないですね!
あとはシャビエル選手の退団も痛いです。
終盤戦は無双していましたし、今シーズンさらにフィットすればもっと怖い存在になったはずですが、奥様やお子様のことを考えると、帰国という選択は致し方無いですね。
興梠選手はプレーだけでなく、選手寮の備品を購入するなど、アニキ的役割をこなしてくれました。
中島選手なんかは「めっちゃいい人」と言っていましたし、ポストプレーなど見習うところも多かったと思うので、今シーズンの成長にどう繋がっているのかも楽しみです。
キャンプのときには挨拶に来てくれたようで、チームを離れても交流してくれるのは嬉しい限りです。浦和でも頑張ってほしい。
檀崎選手は鳴り物入りで入団したにもかかわらず、大きな活躍はできませんでした。
ミシャサッカーに合わなかったのか、実力の問題なのか…。
札幌としては「超高校級」と言われた檀崎選手や中島選手などをうまく育て上げないと、育成型クラブとして有望株が入団してくれなくなっても困るので、どこかで挽回したいですね。
あとは若手を期限付き移籍で成長を促したりと、いいレンタルなのではないかと思います。
特に中野小次郎選手には期待しています。J2で腕を磨いてきてほしいです。
GK ク・ソンユン (←金泉尚武) 完全移籍
DF 馬場 晴也 (←東京ヴェルディ) 完全移籍
MF 小林 祐希 (←ヴィッセル神戸) 完全移籍
MF 浅野 雄也 (←サンフレッチェ広島) 完全移籍
MF スパチョーク (←ブリーラム・ユナイテッド) ※完全移籍へ移行
FW 大森 真吾 (←順天堂大学) ※ルーキー
新加入選手の数こそ少ないものの、少数精鋭でピンポイントな補強だと思います。
中でも注目は、東京Vから移籍してきた馬場選手。
パリ五輪世代で、昨シーズンJ2で31試合出場の若武者が満を持してJ1に挑戦です。
また、実績十分な小林選手やスピードに定評のある浅野選手など、チームのコンセプトに合った選手の補強に成功しました。
小林選手は今までの札幌にいなかったタイプの選手で、周りにいい影響を与えてくれることを願っています。
ルーキーの大森選手にも期待です。
大怪我の影響が少し気になりますが、世代別代表常連の大学屈指のストライカーで、J1クラブからも熱視線を集めていた逸材です。
札幌へ決めた理由が「サッカーにビジョンがあるから。ここでなら成長できる」というもの。
ここで成長して世界に誇るストライカーになってほしいですね。
高嶺選手の穴は簡単には埋まることはないでしょうが、現時点でできる範囲の補強はできていると思います。
戦力的には、小柏選手がフル稼働できるかどうかが大きなカギを握るはずで、キャンプ途中から別メニューになっているようですが、開幕に無理に間に合わせなくても、今シーズン全体で考えてとにかく数多くの試合に出られるコンディションでいてほしいです。

今シーズンの見どころ
GKのレギュラー争い
今シーズンのレギュラー争いで1番の見どころは、菅野選手とソンユン選手の争いでしょう。
Jリーグの中でもG大阪(東口選手・谷選手)に次ぐ豪華布陣です。
昨シーズンまでレギュラーで獅子奮迅の活躍を見せていた菅野選手。
1対1の強さやビルドアップ面は一級品です。
また、最後方からのコーチングも見事で、ディフェンスラインとのコミュニケーションも素晴らしい。
39歳を迎える今シーズンも、定位置の死守に燃えていることでしょう。
対して、昨シーズン終盤に兵役を終えて帰ってきたク・ソンユン選手。
サイズを活かしたビッグセーブが多く、幾度となくチームを救ってきた守護神です。
もちろん控えにいるのには勿体ない実力者で、開幕からスタメン奪取に燃えています。
個人的には、3バックを昨シーズンから変更するのであれば菅野選手。
昨シーズン同様(田中駿・岡村・福森or菅)であればソンユン選手でいいのではないかと思います。
札幌の特徴である後ろからのビルドアップのところは、ディフェンス陣もなかなか慣れるのが難しいので、そこに新加入選手を入れるなら、昨シーズンからの積み上げがある菅野選手の方がベターかなと。
どうしてもビルドアップは菅野選手が圧倒していますしね。
どちらにせよ、この2人がシーズン通して切磋琢磨し合うのを我々サポーターは見守っていきたいですね。
「○○が試合に出ていたら…。」という批判はなしでいきましょう。
チームとしての安定感
昨シーズンまでの反省点としては、チームとして安定感がなかったことでしょう。
ミシャサッカーの特性上「うまくいくときはうまくいく。いかないときは悲惨」というのには慣れてきているのですが、それでは上位は狙えません。
特に、勝たなければいけない試合を簡単に落としてしまうのはいただけない。
上位チームに対して圧巻の試合をしたと思いきや、下位チームにコロッと負けてしまう悪癖をなくして、今シーズンは上位を狙っていきたいです。
怪我人による離脱
昨シーズン最も悩まされたのは、怪我人の多さにほかならないでしょう。
特にFW陣に故障者が続出し、得点力不足にも陥りました。
まずは昨シーズン終盤からの故障で開幕は間に合わないのが、深井選手と駒井選手。
ただ、今シーズンもキャンプの段階からかなり怪我人が出ているとのことなので、継続的に悩まされる問題にはなると考えられます。
特に札幌の場合、相手と接触しての怪我というよりは練習中や試合中でも接触プレーの関係ないところで起こることが多いような気がするので、これは対策してほしいですね。
選手の固定が原因なのか、それともコーチ・フィジコ陣にも問題があるのか…。
どれが原因かは一概に言えないですが、主力選手が揃わずに思うような試合ができないというのは勘弁してほしいところ。
開幕には間に合わなさそうなのが、ルーカス選手・小柏選手ということで、攻撃の核を失う形ではありますが、長いシーズンなので、万全の状態になってから暴れてほしいですね。
若手の覚醒
ここ数年のJリーグのトレンドは、若手が台頭してくるチームが上位にいくということ。
三笘選手のデビュー年は凄まじかったですし、昨シーズンだと広島の満田選手。
札幌も田中駿汰選手・高嶺選手・金子選手にはデビュー年から非常に助けられましたし、今やチームの核です。
スポーツなので当たり前と言えば当たり前なんですが、若手がチームの底上げしてくれると、総合力が上がりますよね。
今シーズンの札幌にもパリ五輪世代の中島選手・馬場選手・西野選手がいますし、大卒ルーキー大森選手もいて、才能のある若手が多いです。
ここが覚醒してきてくれると、チームに勢いをもたらしてくれるので、活躍に期待しましょう!
まとめ
いや〜、開幕が断然楽しみになってきましたね。
今シーズンは、タイトル獲得を狙っていきたいですね。
あとは毎回見ていて楽しい試合をしてほしい。
きっとシーズン中はうまくいかないことも当然あるでしょうし、チームとして流れに乗れない期間もあるでしょう。
そういうときこそ、サポーターはしっかりとチームを見守っていきたいですね。
1億円のクラウドファンディングも達成できましたし、チームとサポーターの絆も確かめることができました。
このいい流れで長いシーズンを乗り越えましょう!!

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