
こんにちは!ワカビーです!
塾講師のアルバイトを始めるにあたって
- 1年目で気を付けておかなきゃいけないことは?
- 1年目からいきなり受験生を担当するのは不安
- どうやったら塾で活躍できる?
という悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
まず、1年目で大切なことは
とにかく経験を積む!!塾内での立ち位置を見つける!!
大雑把に言えばこの2点です。
生徒との接し方や保護者とのやりとりなど
アルバイトとしてではなく、「先生として」の感覚に慣れましょう。
それを大前提として、塾講師アルバイト1年目の方へ
- 生徒との接し方編
- 授業編
- 受験編
と3つのシチュエーションに分けてアドバイスしたいと思います。
僕自身、講師リーダーを3年間務めていたので
新人講師にありがちなミスなどはよく見ていました。
逆に、スーパールーキーのような講師がいたこともあります。
ぜひ、皆さんにはスーパールーキーになってもらいたい!!
※実際の塾の状況や方針などによって必ずしもこの記事通りにはいかないこともあると思います。あくまで参考までに。
生徒との接し方編〜歳の差がないことが諸刃の剣に〜
1年目はまだ高校生気分が抜けていなく、
生徒ともあまり歳の差がないことが以下のようなメリットとデメリットを生みます。
- 生徒との感覚のズレがあまりない
- 若さはやはり売りになる
- 説得力がつきつくい
では、詳しく見ていきましょう。
メリット① 生徒との感覚のズレがあまりない
例えば、自身が浪人もしていない大学1年生とすると、
中3の生徒とは4歳しか変わりません。
ジェネレーションギャップがあまりなく、様々な面で生徒に寄り添うことができます。
あと、ついこの間まで受験生だったという経験から、
現役の感覚も持った状態で指導できます。
メリット② 若さはやはり売りになる
生徒からしても、若い先生は近寄りやすかったり、憧れになったりします。
もし、「かっこいい~」とか「かわいい~」とか、そういう風に言ってもらえるのであれば
取っ掛かりとしてはそれを利用してもいいのではないかと思います。
僕の場合でも、たまたま新人の時に先輩講師が結構年上だったので、
若くてフレッシュな存在というのは売りだったなと思います。
※もちろん、恋愛のようなコミュニケーションをとることは厳禁です。
デメリット 説得力がなくなる
若いことを全面に押し出しすぎて失敗する講師を何人も見てきました。
その中でも、軽いノリをしすぎたり、あまりにもプライベートを話しすぎたりすると
「先生」という感覚が薄れていきます。
やはり、塾と言えど生徒にとっては「先生」でなくてはなりません。
「お兄ちゃん」でも「お姉ちゃん」でもないのです。
時には厳しい言葉をかけなくてはならないし、宿題やスケジュール管理など
ある程度強制しなくてはならないことも出てくるでしょう。
その時に説得力があるような接し方を常日頃からしているかどうか。
それだけは大切にした方がいいでしょう。
アドバイス① 自分が学生ということは生徒には伏せる
僕は、1年目の時から卒業まで、大学生ということは公にしていませんでした。
なぜなら、上記のような説得力に欠ける、ということをなくすためです。
もちろん、生徒の中には大学生と勘付いてる子もいたでしょうし
保護者の方ならほとんど見抜けることだと思いますが、
僕から自分は学生です!と言うことはなかったです。
とは言え、「ワカビー先生、どこ大学に通ってるの?」とか聞かれることは多かったです。
そういう時は、「マサチューセッツ工科大学」とか適当なこと言ってました(笑)
意外とこんなんでも盛り上がるので、ここの大学名を毎回変えてみるとかして
ツッコミどころを生徒に与えてもいいと思いますよ(笑)
アドバイス② プライベートなことはあまり話さない
ミステリアスでいろ!というわけではありません。
面白いテレビの話や好きな音楽の話など、自分の人となりを知ってもらうのはいいことです。
ただ、彼氏彼女の事情とか、サークル合宿の話とか
そういう話は単純に必要ないと思います。
中学とか高校時代の話はどんどんしてあげていいと思います。
部活の話とか受験の話とか、やっぱり生徒のモチベーションを上げるような話ができればいいですね。
間違っても「カンニングした話」とかそういうネガティブな武勇伝はやめましょう。
説得力がガクッと下がります。
また、生徒に大学の雰囲気などを教えてあげるのはいいことだと思います。
なので、そういうときは「僕が通っていた大学はこんな雰囲気だったな~」とか
あえて昔話風で話していました。
授業編〜1年目は授業力の土台作り〜
授業力で先輩講師に挑むには流石に分が悪いですよね。
なので、1年目は自分の授業力の土台作りだと思って割り切りましょう。
当然、土台がしっかりしていないと今後困ることになります。
そのため、1年目にどれだけ真摯に向き合うことができるかが重要です。
ここでのポイントは以下の3点
- 自分の授業を振り返り、改善する
- 生徒は自分の鏡!自信をもって教える
- 1単元でも、自分が輝けるものを見つける
それでは、詳しく解説していきます!
ポイント① 自分の授業を振り返り、改善する
複数の授業コマを持っている講師の場合、同じ単元を何回も違う生徒に教えることになります。
講師をしていたら慣れて当たり前になるのですが
初めの頃は、「またこの話をしなきゃいけないのか~」
と思ったこともよくありました。
特に、夏期講習・冬期講習は何回この話するんだ!ってくらい話します(笑)
しかし、何回も教えるということはその分自分に定着するということです。
さらに、1回目ではうまくいかなかったけど、2回目、3回目と改善することで
うまく説明できたぞ!!と成功体験を生む機会でもあります。
それが、後の塾講師のキャリアに必ず影響していきます。
ポイント② 生徒は自分の鏡!自信をもって教える
新人で、ボソボソと教えたり
なんとなく自信がなさそうに教える講師をよく見かけます。
生徒は自分の鏡だと思ってください。
講師が自信なさそうだと、生徒も自信をなくしてしまいます。
わからないことがあったら、「これ後で確認してまた教えるね!」と
ハッキリ言いましょう。
そうすると、生徒は「正しい知識を教えてくれる人」という認識をしてくれます。
毎回、適当なことを言ってその場を乗り切っても
「あの先生、いつも間違ったこと教えてくるなぁ」と
生徒からの信頼を得ることができなくなってしまいます。
大事なことは、「生徒に正しい知識を教えられる講師」になることです。
しかし、毎回後で確認する~となると、講師の学力自体が怪しまれてしまうので
自分の知識が怪しい単元は、予習してから臨みましょうね。
ポイント③ 1単元でも、自分が輝けるものを見つける
新人講師が塾内で存在感を発揮するためには
これは自分にお任せあれ!という単元を作ることが一番いいと思います。
例えば大学で数学科に通っている講師なら、
数学についてならどんな難しい問題でもすぐ解けます!
といった具合で、担当以外の生徒にもどんどんアピールしていきましょう。
僕自身、新人時代は公民を教えるなら誰にも負けない!と思っていたので
そこでかなり頼りにしてもらえました。
そのプロフェッショナルな分野が年々増えて
「現代国語」「英語」「社会」と、文系科目は全てが得意分野と言えるくらいになったので
まずは1教科、1単元でもいいので
プロフェッショナルな単元を見つけましょう!
受験編〜大事なのは生徒が合格すること〜
ここでのアドバイスはただ1つ!
先輩講師にバックアップをお願いし、塾内で必ず情報共有をすること
これに尽きます。
塾によってどういう担当制を採用しているかはバラツキがあると思いますが
僕の塾の場合は、生徒1名に対して文系担当講師1名、理系担当講師1名という
講師2人体制で生徒を担当するというのが主流でした。
そのようなケースでは、先輩講師と新人講師がペアで受験生を担当することができます。
働いている塾がこの状態であれば、先輩社員に指示を仰いで、定期的に報・連・相をしましょう。
大筋は先輩講師に導いてもらって大丈夫です。
そして、来年からは自分がその先輩の立場になるんだということを考えて、吸収できるようにしましょう。
悩ましいのは、新人講師が全権を握っている場合。
この場合も、先輩講師や塾長・室長などを頼ることを忘れないで下さい。
生徒が全然できるようになってないけど、自分の指導力不足を知られたくなくて状況報告をしない
となると、取り返しのつかないことになります。
一番大事なのは「生徒が受験に合格すること」です。
これは、塾全体の共通目標であり、至上命題です。
社員や先輩講師も、そのための質問なら快く答えてくれるでしょう。
僕も、後輩講師がそういうことを聞いてくれることは嬉しいことでした。
でも、全て受け身ではいけません。
できているところ・できていないところをリストアップしたり
普段の勉強量や回答速度を把握しておいたり、
そういう最低限の分析は自分でして、そこで先輩講師にアドバイスをもらいましょう。
もらったアドバイスに対して
「担当生徒を一番近くで見てるのは自分だから」と
意固地になるのは危険です。
受験は点数として出てしまうので、個人的な感情と点数(出来)は切り離しましょう。
講師の立場としても、1年目で担当生徒が不合格となると
自信を失ってしまったり、受験が怖くなったりしてしまう可能性があります。
受験生を担当することは塾講師としての醍醐味です。
その体験を素晴らしいものにするために、力を注ぎましょう。
わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。
塾全体で協力して、生徒全員合格を目指しましょう!
まとめ
今回は、「塾講師1年目の教科書」として
生徒との接し方編・授業編・受験編と
シチュエーションに分けて解説をしていきました。
簡単にまとめると
- 生徒と歳の差があまりないことは諸刃の剣
- 1年目は授業力の土台作り
- 大事なのは生徒が受験に合格すること
ということです。
色々と責任があったり、最初はうまくいかないことが多いかもしれません。
しかし生徒は、講師が自分のために一生懸命やってくれてる
ということは必ず感じてくれます。
それに呼応するように成績を伸ばしてくれることも多々ありました。
今回のアドバイスやポイントを頭に入れておけば大丈夫です!
これを読んだ皆さんがスーパールーキーとして活躍することを祈っています。
以上、ワカビーでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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